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トランプをいじるととんでもないことになる。 キャシーグリフィンの英語

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日本に住んでいると、キャシーグリフィンという名前を聞く機会は少ないと思います。彼女はハリウッドスターというほどの人ではなく、ハリウッドスターに憧れているコメディアンです。彼女のネタはハリウッドスターをいじる内容が多いです。例えば、とても真面目なCNNのニュースキャスター、アンダーソンクーパーをある番組でいじりまくり滅多に笑わないアンダーソンクーパーも照れながら笑いが止まらない状態。アンダーソンクーパーの笑い声が小さな子供のような笑い声で、「こんな笑い方するんだ」と見てて面白かったです。彼女のネタは大胆で、過激で、ギリギリのところまで攻めるジョークです。下ネタ、政治ネタ、有名人ネタ、をするので敵も作ってきました。常に彼女はコメディアンとして攻め続ける姿勢を貫いてきました。

しかし、今回彼女は大きな地雷を踏んでしまいました。彼女のネタの対象はトランプ大統領でした。彼女はトランプ大統領の血だらけの頭部の人形を持って写真を撮ったのです。このイメージは誰が見ても、「ちょっとやり過ぎでしょ」と思う生々しいものでした。特にアメリカ人はテロとの戦いでイスラム原理主義者がアメリカ人の首を切り落とす処刑をネット上で見ています。それを考えると、このネタはアメリカ人にとって、いくらトランプでも許されないものでした。彼女はすぐ謝罪をします。すぐ自分の動画を撮り、ネット上アップします。その姿はメイクもつけていなく、とにかく焦っている姿でした。そこで彼女は何回も繰り返し謝っています。

https://twitter.com/kathygriffin/status/869703678550171648

I went too far. (やり過ぎました)

I was wrong. (私は間違っていました)

I cross the line. (一線を越してしまいました。行きすぎました。)

I apologize. (謝罪をします)

I make a mistake. (間違いを犯しました)

I beg for your forgiveness. (どうか許してください)

彼女は心から謝っていますが、ケンカを売った相手が悪かったです。トランプは今まで、売られてケンカは必ず買う人です。過去にたくさんの芸能人とやり合っています。その時のトランプの執念は尋常ではないです。とことん相手を罵倒します。今までトランプは単なる芸能人に過ぎなかったのですが、今は世界で一番権力を持っている人です。

どれだけトランプ氏が執念深いかはある有名なストーリーでよく語られます。彼が大統領になった理由がオバマ氏にある晩餐会でとことんいじられて絶対この男を見返してやると思ったからです。しかし、オバマ氏にいじられたのは元々トランプ氏がオバマはアメリカで生まれていないという根も葉もない噂を立ててメディアで広めていたことが元にあります。もし、あの晩オバマ氏がトランプをみんなの前で恥をかかせなければ今彼は大統領ではなかったかもしれません。キャシーはトランプに謝ったのですが、トランプの攻撃はこれから始まります。

まずツイッターでこのようなことを書いています。

Kathy Griffin should be ashamed of herself.  My children, especially my 11 year old son, Barron, are having a hard time with this.  Sick. 

(キャシーグリフィンは恥を知れ。私の11歳になる息子バロンはこれで辛い思いをしている。ぞっとする。)

 

トランプは自分の権力を使い秘密情報機関を動かし彼女を調査の対象扱いにしたのです。まるでテロリスト扱いです。

彼女は記者会見でこう言っています。

“A sitting president of the United States and his grown children and the First Lady are personally trying to ruin my life forever.”

アメリカの現大統領と彼の大人になっている子供達とファーストレディーが個人的に私の人生を一生ダメにしようとしている。

今後彼女の運命はどうなっていくのでしょう?

 

 

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