勉強法
日常英会話で悩んでいる方、英語勉強の仕方間違っていませんか??
2019/6/2
無駄が多い英語の勉強をしていませんか?
私は講師として16年以上名古屋で英会話を教えています。
様々な人から英語についての悩みを聞いてきました。
「英語を勉強しているのにまだ英語が話せない」、「英語を始めたけど上達ができなかったので諦めてしまった」など。
そのような経験をしている方に聞きたいことがあります。
「英語の勉強の仕方が間違っていませんか?」
なぜ努力をしたのに話せるようにならなかったのでしょう?
私が思う最も大きな理由は英語の勉強に無駄が多いということです。
そのため成果が出せず、継続ができないという結果になっていると思います。
どんなスキルの習得でも、ある一定期間、集中的に練習することによって身につきます。それはゴルフ、ピアノ、自動車の運転も同じです。それらのスキルは主にその動作を練習します。ゴルフだったらスイング、ピアノだったら指の動き、自動車運転だったら車の操作を主に練習します。
しかし、英語を習得することは他のスキルと違う要素があります。
それは、知識とスキル両方を身に付けなければいけないところに難しさがあります。
ほとんどの英語学習者は知識を身につけるところで終わってしまいます。中学、高校の学校英語教育はそのいい例でしょう。その失敗から、多くの方は「ネイティヴと英語を話せば英語が上手くなる」という結論を出しています。しかし、「ネイティヴとおしゃべりだけをする英会話」、または多くの「スカイプレッスン」はスキルだけに重点が置かれています、だからなかなか上達ができなくて悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
どちらかに偏った学習、「知識だけの勉強」または「スキルだけの練習」をしていても成果を出せず、諦めてしまうのが現状ではないでしょうか。
ポイント:知識とスキルを両方高めることが英会話の上達につながります。
「英語の知識とスキルを身につけるということ」はどういうこと?
「英語の知識とスキルを身につけるということ」はどういうことか具体的に説明していきます。まず英語の知識には単語知識と文法知識があります。
単語知識の増やし方
単語知識を増やすことを説明する前に、平均のネイティヴが知識として持っている単語数をご存知ですか?それは約2万語と言われています。これを知ると気が遠くなり、英語の勉強をすぐ止めたくなってしまいます。しかし、ご安心ください、実際に会話で使う単語は2000語です。つまり、スキルとしては2000語を使えればネイティヴ並みということです。その中でも重要単語が1000語です。この1000語を知識として持ち、スキルに転換できれば「英語が上手な人」になれるのです。
ここで多くの英語学習者が誤ってしまうのは2000語以上の単語を一生懸命知識として身につけようとしてしまうことです。自分の単語不足が話せない原因だと思い単語集を片っ端から勉強する人がいます。多くの単語集は会話に使わない単語を紹介しているものが多いです。
また、高校英語、TOEIC英語も日常会話で出てこないものが多いです。それらの勉強を否定している訳ではありません。順序が間違っているのではないかと思っています。
私は学習の1000語を使って英語が話せる自信をつけてから、より難しい単語にチャレンジされた方がいいのではないでしょうか?
どうやったら1000語を完璧に身につけられるか?その、1000語を使って書かれたものを読んだり、聞いたりすることが一番です。それを週五回続けてください。ここで大切なポイントは必ず週五回続けることです。一週間休んだりしないことです。この継続で1000語の英語回路が作られます。その1000語の取得はスキルに変換されやすい基盤になります。おすすめできる1000語で書かれたものは二つあります。
1. 一つはNHKのエンジョイ・シンプル・イングリッシュです。
全てがストーリーなので楽しく聞けます。
NHKラジオ第2放送で月曜日~金曜日 午前9:10~9:15 / 午後11:10~11:15
土曜日は5回分 午前9:05~9:30 / 午後4:30~4:55
スマホのアプリ「NHKラジオらじる・らじる」をダウンロードすると放送が聞けます。
一週間前の放送はネット上で聞けます。https://www2.nhk.or.jp/gogaku/mygogaku/streaming/
リスニングのスクリプトが欲しい方は、テキストが¥540で書店で販売されていますので購入してください。
2. もう一つは私が生徒さんのためにつけている日記です。
日々の出来事、感じたこと、考えたことをシンプルに書いています。
私は週四回英語日記をつけています。「英語の日記をつければ英会話は上達する! 初心者でも読める日記シリーズ」というタイトルで出しています。もし英語上達の役に立てていただければ光栄です。
ポイント:まずは、その1000語に慣れ親しむ英語脳を作り上げましょう。
文法知識の身につけ方
文法も単語と同じで会話に必要なものを身につければ十分です。つまり、中学文法を知っていればいいということです。ここでも多くの学習者は無駄な努力をしてしまうことが多いです。高校で学ぶような文法を勉強したり、TOEIC文法を学んだりしています。高校文法やTOEIC文法は基本的に文章を書くために必要な文法を重視しています。会話で必要な文法はもっとシンプルなものばかりです。そのシンプルな文法を身につけることが最優先です。
文法知識を身につける大切なポイントは、学んだ文法が実際の会話で使えることです。
そのため、勉強する教材を選ぶ時には必ず文法を実践練習できるものを選びましょう。
要するに、文法の説明が書いてあるだけの文法書は避けましょう。
私がおすすめできるものは3つあります。
1. どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 森沢陽介 著
この本はロングセラーで、中学で学ぶシンプルな文法を声に出して実践練習をする手法です。文法を反射的に会話で使うようになるためにとても良いトレーニングです。
2. マーフィーのケンブリッジ英文法 Raymond Murphy 著
私がアメリカで移民の人たち向けて英語クラスをしていた時にも使っていました。これも、会話に必要な文法だけを教えています。この教材の優れているところは、書き込み式の練習問題が豊富なところです。構成もとても分かりやすく、左には説明、右には練習問題という形になっています。書くことによって文法の理解がより深まるでしょう。
3. 日常英会話が確実に上達する、101の英語文法ルール 小笠原シン
ここのブログサイトで掲載している投稿です。私のクラスで紹介している文法ルールです。文法の説明、練習(日本語文を英文にする)、そして音声(リピート用)を無料で提供しています。
繰り返して言いますが、文法の説明を読んだだけでは身につきません。必ず書いたり、声に出して練習をすることが大切です。
ポイント:会話で必要な中学文法を実践練習を通して身につけましょう。
英会話スキルの身につけ方 1
単語と文法知識をスキルに変えていくのが正しい英語の勉強の仕方です。英語のスキルとは、自分の言いたいことを、口で表現したり、文字で書いたりすることを言います。英語の知識とスキルは同時に上げていく必要があります。知識がついてから、スキルの練習をするのではなく、どちらも同時にすることが大切です。
英語の知識をスキルに変えていく第一歩はジャーナルを書くことです。ジャーナルとは英語日記のことを言います。
その作業は「自分が話す内容をまず文章化する事」です。たとえ、英語知識があったとしても、その知識を応用して「今まで言えなかった事を表現する作業」を行わない限り、うまく英語は使いこなせません。つまり、英語知識の運用力が英語日記を書くことによって初めて鍛えられます。
英会話クラスに通っている方で、なかなか上達していない方はこの知識を運用する最初のステップを踏んでいないからだと思います。ジャーナルを書いていない人の傾向は同じ表現をいつも使い、話せるテーマの範囲も限られているように見受けられます。
ジャーナルを書いて様々なことを英語で表現する練習をしてみてはいかがでしょう?
ジャーナルの書き方をより詳しく知りたい方はこの投稿をご覧になってください。
「知らなければ損をする、英会話レッスンを受けている初心者の英語がぐんと上達する方法」
ポイント:ジャーナル(英語日記)を書き、英語の運用力を鍛えることが、英語をスキルに変える第一歩。
英会話スキルの身につけ方 2
ジャーナルに書く内容を本当にスキルに変えるにはもう一つ大切な練習があります。それは英語の運動能力を鍛える練習です。英語の運動能力を鍛えるとは、自分が話したい英語を反射的に口から出せるための練習です。運動能力を向上させる方法は一つです。何回も同じことを繰り返すことです。
同じ動作を繰り返すと運動速度が上がります。最終的には無意識に口から英語が出るレベルに達するということです。
最初は難しく感じたことが、反復を繰り返すことによって考えなくてもできるようになることは誰でも経験があります。例えば、自転車の乗り方、運転の仕方もそうです。覚えてないかもしれませんが、最初はイヤな汗をかくという経験をしています。今になっては別のことを考えていてもできてしまい、完全に無意識で自動的に行われます。それが反復の力なのです。これは、「誰にでもできる」ということでもあります。英語力はセンスとか頭の良さではなく、反復を繰り返す努力によって身につくものなのです。
どの内容を反復練習をすれば良いかというと、ジャーナルに書いた内容です。
私のクラスでは生徒のジャーナルが溜まってきたらそれをまとめた10分ほどのスピーチをしてもらっています。徹底的に練習を繰り返し、完全に自分がいつでも引き出せるスキルにします。
一番良いのはそれを動画で残すことです。これをすることによって自分の英語上達にとても役立ちます。そのメリットは三つあります。
動画に残すメリット
- 定期的に動画を撮る事によって自分の上達が目と耳で実感できる。
- 話した英語が自分の身になりいつでも引き出せるスキルになる。
- 今度はもっと上手く話そうとモチベーションアップにつながる。
ポイント:スキルは同じことを繰り返すことによって無意識で自動的にできるようになる。
参考に私の生徒の上達をご覧になってください。
知識をスキルにとても上手に変えています。
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Taiki 君が英会話を始めて一ヶ月目はまだ自己紹介が精一杯でした。
単語も文法も限られていて、話せる範囲がまだ1分〜2分程度でした。
2月に残した記録はこんな感じでした。
1ヶ月目
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そして始めてから4ヶ月目はびっくりするほど成長しています。
語彙力、文法力、も強化され話し方にも自信と余裕が感じられます。
それも、英語で笑いを取れることもできます。
彼が話した時間は15分でしたが、その半分を紹介させていただきます。
4ヶ月目
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今後彼は、もっと上達していくでしょう。
彼の上達を楽しみにしておいてください。
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