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It has の基本的な使い方
英語を勉強していれば、It has… は必ず使う英語です。
しかし、多くの生徒さんがit hasの使い方を間違ってしまいます。
It has は直訳すると「Itが~を持っている」つまり、「”It” に~がある」と言う意味になります。
Itは代名詞なので、前の文章に出てくるなんらかの名詞を指しています。
例えば、ホテルに滞在し、そのホテルには大きなプールがあったと言いたい時に、
I stayed at a hotel and it had a big pool と言います。
つまり、It (has/had) は「何かの特徴」を表す時によく使われます。
この場合、ホテルの特徴として大きなプールがあると言う事です。
他に、「自分の車にいいカーナビが付いている」と言いたい時にも it has を使います。
My car has a really nice GPS(カーナビ).
この様に何かプラスアルファ付いている時にIt hasを用います。
ここで間違い易いのはIt is と It hasの違いです。
It is と It has の使い分け
「このホテルは景色がいい」と英語でどう言うか、考えてみましょう。
間違った言い方は X – This hotel is a nice view.
正しい言い方は O – This hotel has a nice view.
景色はホテルにプラスアルファされたものです。ホテルそのものが景色にはなりません。
要するに、
isを使う時は主語と補語がイコールな関係になっていないといけません。
hasを使う時は主語にプラスアルファになるものを表現するために使います。
x – It = nice view.
o – It プラスアルファ nice view.
It is と It has を用いホテルの特徴を表すと、この様になります。
It is … | It has… |
It is new. (ホテルは新しい) | It has a nice view. (ホテルの景色が良い) |
It is popular. (ホテルは人気がある) | It has a pool. (ホテルはプールがある) |
It is big. (ホテルは大きい) | It has a nice service. (ホテルのサービスは良い) |
It has と There is の使い分け
「~がある」と表現したい場合、It has と There (is/are) があります。
英語を勉強していると必ずこの二つのフレーズの使い分けに直面すると思います。
ここで覚えておくポイントはIt hasの it は代名詞です。
と言うことは、前の文章の何かを指しています。
もしホテルの話であるならば、it がホテルになりまだホテルの話が続いていることになります。
一方で、
There is/are は新しい話題を出すときに使います。
There is / areは直訳すると「そこに / で ~がある」です。
この場合、 “there” にはあまり注目しません。『~が存在すること』を単純に示したい時この表現を使います。
There + be動詞~の文を使うときは話題を新しくして、みんなの注意を引くために使います。
そのため、代名詞の “it” とは根本的に使い方が違います。it は先行する名詞や代名詞を指します。
つまり、It has は古い話題を続ける文で、There is は新しい話題で話を始める時に用います。
It (has / had) / It (is /was) / There (is / was)の使い分け練習
(_)の中の正しい単語を選びましょう
1. I bought a new car. (It has / There is) nice seats.
2. I stayed at a hotel. (It was / It had) nice rooms.
3. (It has / There is) a new restaurant near my office.
4. My brother (is/has) tall and he (is / has) brown hair.
5. The cafe (is/has) new and it (is/has) nice coffee.
6. (There are / It has) a lot of people in front of the store.
Answer
1. It has
2. It had
3. There is
4. is / has
5. is / has
6. There are