文法・単語
接続詞のIf [現在と過去の仮定法]
2019/6/16
接続詞のIf [現在と過去の仮定法]
想像や願望について「もし~だったら…」という表現 Ifを使った仮定法
「もし~なら」という仮定の if を過去形の文で使うと、全くの空想や、事実に反することについて話すことができます。
例えば「もし空を飛べるなら」や「家事をしなくていいなら(実際はやらなければいけない)」という文です。
If が過去形の文で使われているからといって、
過去のことだけを表すわけではありませんから注意しましょう。
If I didn’t have to work,… もし働かなくていいなら~
If I could fly,… もし飛べたなら~(※助動詞も過去形で使えます)
If I were you,… もし私があなたなら~(※ ifの過去形で主語が I / you / he / she の場合には were が好まれます)
文の後半は、could / would のどちらかを使って「~だろう」と続きます。ここでの would は今すぐには起こらないことについて、「~するだろう」という意思を表します。
If I were rich, I would buy it. もしお金持ちなら、それを買うだろう。
一方で could は If 節で仮定したことについて「~できたのに」と、婉曲的に「できない」ことを表します。
If I had a car, I could take you there.
(車があったならば、君をそこに連れていけたのに。)
If I didn’t have to work, I would go to your party.
(仕事をしなくていいなら、あなたのパーティーに行くのに。)
If I knew his number, I would tell you.
(彼の番号を知っていれば、教えたのに。)
If I it were cheaper, I would get it.
(安ければ、買うのに。)
If I were you, I wouldn’t try it.
(私だったらしないな。)
If I could, I would.
(できたらするのに。)
ifを使った過去の仮定法
もう一度言いますが、これは過去形を使っていますが現在の状況が現実に反することをいう時に過去形を使って表現する文法ルールです。
実際の過去の現実に反する仮定法は、過去の過去(過去完了)を使う必要があります。
例えば、昨日大きなバーゲンが行われていたにも関わらず自分は知らなかったので行かなかったという状況を想像してください。
「もし知っていたならば、行っていたのに!」と悔やむでしょう。ここでバーゲンのことを「知っている」そしてそれに「行く」ことは全て現実とは違い単なるボヤキになります。
これを表現するためにこのように表現します。
If I had known, I would have gone.
(もし知っていたならば、行っていたのに!)
If you had told me, I could have helped you.
(もし行ってくれたならば、助けたのに。)
If you had been there, you would have had so much fun.
(もしそこにいたならば、すっごく楽しめたのに。)
If I had listened to you, this wouldn’t have happened.
(あなたのこと聞いていれば、これは起きなかった。)
If 仮定法の練習
練習するということは、知識をスキルに変えることです。「こうやって言うんだ」で終わらせては英語は話せるようになりません。日本語を見た瞬間、英語が口から出てくる様になるまで繰り返し練習をしてみましょう。
- Ifを使い文を完成させましょう。
1. 車があったならば、君をそこに連れていけたのに。
2. 安ければ、買うのに。
3. 私だったらしないな。
4. できたらするのに。
5. もし知っていたならば、行っていたのに!
6. あなたのこと聞いていれば、これは起きなかった。
1. If I had a car, I could take you there.
2. If it were cheaper, I would get it.
3. If I were you, I wouldn’t try it.
4. If I could, I would.
5. If I had known, I would have gone.
6. If I had listened to you, this wouldn’t have happened.