勉強法
「おしゃべりレッスン」では英語上達はしませんよ。
2017/5/6
「おしゃベリレッスン」ではなくて「スピーキングの特訓」
多くの英会話サービスは「おしゃべりサービス」になっています。ネイティブと話せば英語が上達すると思うことは大きな誤解です。それは、ピアノの上手な人の演奏を聴いていれば自分もそのうちピアノが弾けるようになると思うのと似ています。受け身的な学習をしていてもなかなか英会話力は身につきません。
日本で英会話ができるようになるには、「スピーキングの集中的な特訓」を実践しない限り難しいでしょう。
英会話で最も重要なものは「瞬発力」です。これは自分の言いたいことがスムーズに口から出てくることです。しかし、日本の英語教育はこの「瞬発力」を高める集中的な練習が行われてきませんでした。そのため、英語の知識はあってもそれがいつでも使えるスキルにはなっていません。
スピーキング力を最大限に高める練習法
どんなスキルを身につけるにも「選択と集中」が必要です。英語において選択とは学習する内容をしっかり定めることです。これは、ズバリ「基礎語彙1000語と中学文法」を使いこなすことに尽きます。成人のネイティブが知っている単語は40,000語だと言われています。その中で会話で使っているのは2000語です。2000語使えばどんなことでも言えるネイティブレベルです。しかし、ネイティブのように2000語も必要ありません。なぜなら、英語を第2言語として学習する日本人だからです。つまり、会話が十分できればいいのです。その会話が成立するのが1000語。ならば1000語を使いこなすことが先決ではないですか?多くの学習者は1000語を使いこなせないのに、自分が話せないのは単語が足りないからだと難しい単語を勉強しています。
英語がまだ話せない人は基礎語彙1000語と中学文法(=英語基礎能力)以外の英語勉強は捨てた方がいいです。まずは、英語基礎能力を高めるために集中的に学習をしましょう。